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2学期始業式

暑さ対策のため2学期の始業式が各教室で行われました。校長先生からは、中学校のスローガンである「幸せの輪を広げよう」について、自分たちのできることについて話をしていただきました。その後、夏休み中に行われた全国大会等の表彰式や水泳新人大会の壮行会が行われました。2学期も生徒の皆さんの活躍を期待しています。

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2学期始業式の式辞を紹介します。

 例年より少し長めの夏休みが終わり、今日からいよいよ2学期が始まりました。この夏休み中、熊本県や千葉県、北陸地方でも、大きな自然災害が発生してしまいました。今この瞬間も、避難生活を送ったり、復旧に向けて懸命に取り組んだりしている方がたくさんいらっしゃいます。熊本県では、学校の体育館を避難所としているところもあると聞いています。被害に遭われた皆様に、心からのお見舞いを申し上げるとともに、1日も早い地域の復旧・復興を祈りたいと思います。また、地震も大雨による洪水も、私たちの地域でも起こる可能性があります。今回の災害を自分事としてもとらえ、日頃からの備えを改めて見直しておきたいものです。

 砥部中生の夏休みはどうだったでしょうか?1学期の終業式にお話しした内容を少しでも意識したり、実行したりした人がいてくれたなら、とても嬉しく思います。今年の夏休みも、県総体、四国総体、柔道の全中出場、邦楽部サマーコンサート、吹奏楽コンクール、運動会に向けてのブロック活動やパネル制作、いじめ防止会議、1日町長体験、ボランティア活動などなど、たくさんの砥部中生が活躍し、輝く場面を見たり聞いたりすることができました。その他の場面でも、皆さんはそれぞれの貴重な経験を通して、またひと回り成長して今日を迎えたことと思います。

 今日は、砥部中のスローガンの中にある「幸せ」という言葉について、少し違った見方をしてみたいと思います。「しあわせ」という言葉には、「幸せ」と別に「仕合わせ」という表記もあります。「仕合わせ」の「仕」は「仕事」の「仕」「仕える」の「仕」と書き、「合わせる」と続きます。つまり、「仕合わせ」とは、もともと「人と人との巡り合わせ」や「人との関わり」を表す言葉でもあります。幸せは自分一人だけでつくるものではありません。誰かに「ありがとう」と言ってもらった時。困っている友達に手を差し伸べた時。誰かの頑張りを認め、励ました時。みんなで力を合わせて一つのことを成し遂げた時。私たちは、そんな瞬間に幸せを感じるのではないでしょうか。そして、自分が誰かを幸せにすると、その幸せが、また別の人へと広がっていきます。「幸せの輪を広げよう」というスローガンには、そのようにとても大きな意味が込められています。

この2学期の砥部中生には、「自分が幸せになりたい」と思うだけではなく、「自分の行動によって、誰かを幸せにできないだろうか」と考えてみてほしいのです。2学期には運動会や合唱コンクールなど、仲間と協力して取り組む行事がたくさんありますが、当然みんなが同じ考えになるとは限りません。「自分は、もっとこうしたい」「自分はこう思う」「どうして自分の意見を分かってくれないのだろう」そんな場面もきっとあるでしょう。そんな場面で大切になるのが「折り合いをつける力」です。折り合いをつけるというのは、自分の考えを我慢して捨てることではありません。自分の思いを大切にしながら、相手の思いにも耳を傾ける。そして、「自分も大切、相手も大切」と考えながら、みんなにとってよりよい方法を探すことです。一人一人の「したい」を持ち寄り、時には譲り合い、時には支え合い、最後には一つのものをつくり上げていく。そこに「仕合わせ」が生まれるのではないでしょうか。「運動会で、仲間と声を掛け合う。」「合唱コンクールで、互いの歌声に耳を傾ける。」こうした一つ一つの経験を通して、皆さんには「自分の幸せ」だけではなく、「誰かの幸せをつくる力」も身に付けてくれることを願っています。そして、その幸せが一人から一人へ、一つの学級から学年へ、学年から学校全体へと広がっていく。そんな2学期にしていきましょう。

「幸せの輪を広げよう」今日から皆さん一人一人にできる小さな一歩を始めてください。「おはよう」と笑顔で声を掛ける。「ありがとう」を言葉にする。友達の頑張りを認める。困っている人に声を掛ける。相手の話を最後まで聞く。ほんの小さな行動でも、それが誰かの幸せにつながるのです。そして、その幸せは、また次の誰かへとつながっていきます。2学期は、皆さん一人一人の力を合わせて、たくさんの「仕合わせ」を生み出し、学校中に「幸せの輪」を広げていきましょう。皆さんにとって、実り多く、心に残る2学期となることを願い、2学期始業式の式辞とします。