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第1学期終業式

熱中症対策のため、第1学期終業式が各教室でテレビ視聴する形式で行われました。式に先立って、県総体、水泳新人大会、吹奏楽部・邦楽部に向けて壮行会が行われました。どの部の生徒も意気込みを熱く語っており、大会での活躍が楽しみです。校長先生からのお話では、ワールドカップを取り上げ「続ける力」「見えないところでの行動」の大切さを話していただきました。

第1学期終業式式辞

全校生徒の皆さん、おはようございます。

式辞の前に、県総体に出場する選手の皆さん、吹奏楽部・邦楽部の皆さんにお話しします。まず、地区予選を勝ち抜き、県総体への出場を決めた皆さん、改めておめでとうございます。皆さんは、日々の厳しい練習に仲間と励まし合いながら取り組み、自分の限界に挑戦し続けてきた努力が、この結果につながりました。また、吹奏楽部、邦楽部の皆さんも、これまで何度も練習を重ね、一つ一つの音を大切にしながら、心を一つにして演奏を磨いてきたことと思います。これから迎えるコンクールやコンサートは、皆さんの努力の成果を多くの人に届ける大切な舞台です。大会もコンクールもコンサートも、本番は緊張することでしょう。しかし、皆さんには、これまで積み重ねてきた練習があります。その積み重ねは、決して皆さんを裏切りません。自分を信じ、仲間を信じ、これまで支えてくださった先生方や保護者、家族への感謝の気持ちを胸に、思い切って力を発揮してください。勝敗や結果も大切ですが、それ以上に大切なのは、自分たちらしい姿を最後まで貫くことです。最後の一瞬まで諦めずに戦う姿、心を込めて演奏する姿は、必ず見る人、聴く人の心を動かします。皆さんの健闘・活躍を全校生徒・先生たちとともに応援しています。

 それでは、式辞を始めます。

今日で、授業日数で言えば68日間あった1学期が終わります。この1学期を振り返ると、皆さんは授業や学校行事、部活動、生徒会活動など、それぞれが自分の目標に向かって精一杯取り組んできたことと思います。その中では、思うような結果が出た人もいれば、うまく行かなくて悔しい思いをした人もいるのではないでしょうか。しかし、どの経験も皆さんを成長させる大切な財産です。

さて、この夏、多くの人が注目したのが、2026 FIFAワールドカップです。日本代表は世界の強豪を相手に堂々と戦い、グループステージを見事に突破して決勝トーナメントに進出しました。国内の多くの人々に勇気と感動を与えてくれる立派な戦いぶりでした。私も日本代表を応援しながら、砥部中生にこのワールドカップから是非学んでほしいと感じたことが二つあります。

一つは、「続ける力」の大切さです。選手たちの華やかなプレーの裏には、私たちには見えない何年もの努力の積み重ねがあったということです。毎日の練習、体づくり、仲間とのコミュニケーション、失敗を乗り越える経験、その一つ一つが積み重なってこそ、世界の舞台で力を発揮することにつながっています。ワールドカップで世界と戦う選手だからと言って、決して最初から特別だったわけではありません。皆さんと同じように、毎日の練習を積み重ね、小さな目標を一つずつ達成してきた結果として、世界の舞台に立てているわけです。1学期の生活の中で、例えば「毎回提出物を忘れずに出した人」「苦手な教科にも粘り強く取り組んだ人」「暑い中でも仲間と励まし合いながら部活動を続けた人」「誰かのために進んで行動した人」など、一つ一つの積み重ねは、すぐには大きな成果として見えないかもしれませんが、その努力は必ず皆さんの力になっているはずです。

 もう一つ、試合の勝敗だけでなく、日本が世界中から称賛された出来事がありました。それは、日本代表の選手やスタッフが、試合後のロッカールームをきれいに掃除して会場を後にしたことです。これは今回が初めてのことではありません。日本代表はこれまでも、使った場所を来たとき以上にきれいにして帰るという姿勢を大切にしてきました。その行動は、「日本らしい」「素晴らしいマナーだ」と世界中で話題になりました。(考えてみてください。)試合が終われば、多くの人は結果や選手のプレーに注目します。ロッカールームを誰が掃除したかを見ている人はほとんどいません。つまり、それは「誰かに褒められるため」ではなく、「それが当たり前だから」という行動だったのです。私は、この姿に大切なことが込められていると感じます。本当に人の価値が表れるのは、多くの人が見ている場所ではなく、誰も見ていない場所でどんな行動をとるかです。例えば、「教室の机を整えること」「廊下に落ちているごみを拾うこと」「使った道具をきちんと片付けること」「「ありがとう」や「ごめんなさい」を素直に言えること」一つ一つは小さなことですが、その積み重ねが、その人の信頼をつくり、学校の雰囲気をつくります。皆さんには、「見えないところでも正しい行動ができる人」になってほしいと思います。

明日から夏休みが始まります。夏休みは自由な時間が増える一方で、自分を成長させる絶好の機会でもあります。勉強でも、読書でも、部活動でも、新しいことへの挑戦でも構いません。「これだけは続けた」と胸を張って言えるものを一つ決めて取り組んでください。

また、家庭や地域では、学校とは違う生活になります。だからこそ、自分で考え、自分で判断し、自分で行動する場面が増えます。そういう中で、「誰かに言われたからではなく、自分から進んであいさつをする人」「使った場所をきれいにする人」「周りの人を思いやる人」そんな皆さんの姿が、それぞれの家庭や地域で見られることを期待しています。

そして、何よりも大切なのは命です。交通事故や水の事故、熱中症などには十分気を付け、自分の命も周りの人の命も大切にしてください。規則正しい生活を心掛け、元気な姿で2学期の始業式に会えることを楽しみにしています。

最後になりますが、この夏のワールドカップで私たちは、夢を持ち、努力を続けることの素晴らしさ、そして仲間と力を合わせることの大切さを改めて学びました。皆さんも、この夏、自分自身の「次の一歩」を踏み出してください。その一歩一歩の積み重ねが、きっと未来の皆さんを大きく成長させてくれるはずです。皆さんが充実した、そして安全な夏休みを過ごしてくれることを期待して1学期終業式の式辞とします。

 

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